「老後は年金以外に2000万円必要だ」
「いやいや、そんなに多くはいらない」
官庁の試算でそんなことが話題になっています。
この「老後2000万円問題」と共に名前がよく出てきているのが、「NISA」。
NISAとは何者か?については、▼こちらの記事で色々書いたので、まだ見てない方は読んでみてくださいね。
関連記事 NISA(ニーサ)って何?投資初心者が始めやすい理由とは
で、実はNISAって種類が色々あるんですよね。
どれがいいかはぶっちゃけ人によるんですが、
というのは、無理なんです!
NISAには種類がありますが、残念ながら一人一種類しか使えないんです!
というわけで今回は、NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA、それぞれの特徴について比較する表を作ってまとめました!
NISAの口座を作る前に、それぞれの違いをチェックしてみてくださいね!
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そもそもNISAとは
NISA(ニーサ)とは、少額投資非課税制度のことです。
通常、株を買ったり投資信託の商品を買ったりすると、株や投資信託を売るときに得た利益や配当金に対して税金がかかります。
しかし、NISA専用の口座を開設して、元々決められている金額内で株や投資信託を買えば、売って得られた利益や配当金に対して税金がかからなくなります。
NISAの種類
NISAには、3種類あります。
- NISA
- つみたてNISA
- ジュニアNISA
それぞれどんな特徴があるのかチェックしていきましょう!
NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA比較一覧
NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAそれぞれの特徴を表にまとめました。
種類 | NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA |
非課税投資枠 | 120万円/年 | 40万円/年 | 80万円/年 |
非課税期間 | 最長5年間 | 最長20年間 | 最長5年間 |
口座開設期間 | 2023年まで | 2037年まで | 2023年まで |
対象商品 | 上場株式、投資信託等 | 一定の要件を備えた投資信託等 | 上場株式、投資信託等 |
保有商品の移行 | 可 | 不可 | 可 |
対象者 | 口座開設時、日本在住で20歳以上 | 口座開設時、日本在住で0〜19歳以下 | |
取引主体者 | 口座名義人 | 原則、親権者 | |
必要書類 | 口座開設届出書、マイナンバー | ||
金融機関変更 | 可 | 不可 | |
払出制限 | なし | 18歳まで払出不可 |
NISAの特徴
- 年120万円の投資枠が最長5年間非課税
- 非課税になるのは上場株式や投資信託等で得られた利益
- 対象は日本在住の20歳以上の人
- つみたてNISAの口座を持っていると通常NISA口座は作れない
「NISA」は、少額投資非課税制度で、年間120万円の投資枠で得られた利益が最長5年間非課税になる制度です。
普通の証券口座で株式や投資信託等で得られた配当金や譲渡益には、20.315%の税金がかかりますが、NISAではこの税金が0になります。
つみたてNISAの特徴
- 年40万円の投資枠が最長20年間非課税
- 対象商品は一定の条件を満たす投資信託等
- 買い付けは定期的に継続したもの(つみたて)であること
- 対象は日本在住の20歳以上の人
「つみたてNISA」は、少額投資非課税制度で、年間120万円の投資枠で得られた利益が最長5年間非課税になる制度です。
通常のNISAと異なる点は、年間の投資額が少ない代わりに非課税期間が長いこと。
また、売買できるのは一定の条件を満たした投資信託等のみという点です。
つみたてNISAの条件を満たしている商品は、だいたい証券会社のホームページに一覧でまとめられているので、その中から選べば大丈夫です。
通常NISAを利用していると、つみたてNISAを利用することができません。
年が変わるときに、途中で変更することはできます。
ジュニアNISAの特徴
- 年80万円の投資枠が最長5年間非課税
- 贈与税の枠(年110万円)の範囲内で資産を移動できる
- 子供が18歳になるまで払出不可
「ジュニアNISA」は、未成年(0~19歳)の子供向けの、資産形成のための非課税制度です。
ジュニアNISAでは、年間80万円分の非課税投資枠から得られた譲渡益、分配金・配当金に対して、税金が非課税になります。
ジュニアNISAの目的は、子供の資産形成です。
子供が自分自身で資産運用はできないので、親が代わりに運用を行いますが、口座名義人(子供)がその年の3月31日において18歳である年の前年12月31日までは、原則として払出すことができません。
なので、子供が18歳になるまでに使うかもしれないお金はジュニアNISAに入れておけません。
ジュニアNISAを利用する場合は、普段の生活には使わない余剰資金で利用した方が良いですね。
NISA口座を作る方法
口座はオンラインで開設可能です(郵送でも可)。
NISA口座を作りたい証券会社のホームページから口座開設ページを開きましょう。
普通の銀行の口座はすぐに開設できると思いますが、NISAの口座は開設まで最短でも2営業日かかります。
まとめ:自分にあったNISAを見つけよう!
NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAそれぞれ特徴が違いますが、共通して言えるのは、一定額までは資産運用にかかる税金がゼロになるということ。
自分に合う運用ができるNISAを見つけて、資産運用を始めてみませんか?