この記事では、個人型確定拠出年金(iDeCo)と企業型確定拠出年金(企業型DC)の違いについて説明します!
今働いている世代は、年金を支払っているにもかかわらず、老後受け取ることができるかどうか分からない、もしくは大幅に受取金額が少なくなるのでは・・・なんて言われることもあります。
実は、国民年金とは別に、自分で貯めることができる年金があります。
2019年現在の制度で、自分で貯めることができる年金の種類は以下の2種類。
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)
- 企業型確定拠出年金(企業型DC)
今回は、個人型確定拠出年金(iDeCo)と企業型確定拠出年金(企業型DC)の違いについて、わかりやすく簡単に説明します!
確定拠出年金の特徴(個人型・企業型共通)
個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金の特徴や違いの説明に移る前に、「確定拠出年金」の特徴を押さえておきましょう。
- 掛金は自分で運用する!
拠出した掛金を自分で運用するのは、個人型も企業型も共通です。
では、「確定拠出年金は、個人型でも企業型でも掛金を運用するのは自分自身」ということを頭の片隅におきつつ、個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金のそれぞれの特徴についてチェックしていきましょう。
個人型確定拠出年金(iDeCo)の特徴
個人型確定拠出年金は、いわゆるiDeCo(イデコ)と呼ばれているものです。
iDeCo(イデコ)のポイントはまとめると以下のような感じ。
- 自分で口座を開設する
- 掛金の金額は自分で選ぶ(上限あり)
- 掛金は全額所得控除の対象となるため、年末調整や確定申告で、払いすぎた税金が戻ってくる
iDeCo(イデコ)のメリット・デメリットについては、▼こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてくださいね。
iDeCo(イデコ)は「個人型」という名前の通り、自分で専用の口座を開設する必要があります。
自分で口座を開設し、自分で掛金の金額を決め、自分で運用する。
それが個人型確定拠出年金(iDeCo)です。
では次に、企業型確定拠出年金(企業型DC)の特徴をチェックしていきましょう。
企業型確定拠出年金(企業型DC)の特徴
企業型確定拠出年金(企業型DC)は、自分の所属している企業(会社)が掛金を拠出するのが特徴です。
企業型確定拠出年金についてまとめると、以下のような感じ。
- 企業のルールに則って、企業が掛金を拠出
(従業員が一部掛金を負担するマッチング拠出ができる場合もあり) - 運用商品は企業側が用意したものの中から選ぶ
企業型DCは、「企業型」という名前の通り、すべて企業(会社)を通す必要があります。
ただし、「確定拠出年金を運用するのは自分」というルールの通り、運用商品をどれにするのかは、企業(会社)が用意した中からになりますが、自分で選ぶことになります。
個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金の違いを比較
個人型確定拠出年金(iDeCo)と企業型確定拠出年金(企業型DC)には、先ほど書いたポイントの他にも少しずつ違いがあるので、表にまとめてみました。
確定拠出年金の種類 | 個人型(iDeCo) | 企業型(企業型DC) |
加入方式 | 任意 | 会社による |
掛金 | 自分で負担 | 会社が負担 |
納付方法 | 自分の口座から振替 | 会社が納付 |
金融機関 | 自分で選択 | 会社が選択 |
運用商品 | 自分が契約した金融機関の商品の中から、自分で選択 | 会社が用意した商品の中から、自分で選択 |
口座管理料 | 自分が負担 | 自分か会社が負担 |
受取方法 | 年金方式 または一時金方式 | 会社による |
まとめ:個人型確定拠出年金も企業型確定拠出年金もお金を運用するのは自分!
ここまで書いた内容をざっくりまとめると、
個人型確定拠出年金(iDeCo)のポイントは、
自分で口座を開設して、自分で掛金の金額を決めて、自分で運用!
企業型確定拠出年金(企業型DC)のポイントは、
何をするにもすべて企業(会社)を通す必要あり
どちらも共通して言えることは、
掛金を運用するのは自分自身
といったところですね。
企業型確定拠出年金(企業型DC)は、企業(会社)によって導入されているかどうかが違うので、
という場合はまず、あなたの勤めている企業には企業型確定拠出年金の制度はあるのか?チェックしてみましょう!
個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座を作りたい!という場合は、SBI証券がおすすめです。
口座開設手数料や口座管理料が無料なので、iDeCo(イデコ)を始めるにはもってこいです。
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