自分の子供がなかなか言葉を話し始めないと、不安になりませんか?
私の息子は、1歳6ヶ月健診で言葉の遅れを指摘され、2歳9ヶ月で突然ペラペラと話し始めました。
周りの子はみんな話しているのに自分の子だけ・・・とすぐに周囲と比較してしまったり、親の話しかけが足りないんじゃないかと人に言われて、自分の育児に自信が持てなくなったり。
そして「言葉 遅い」「突然 話し始める」など、検索しまくっては情報に振り回されたり。
結局その子次第なので、正解はないことは分かっているけど、ひとつでも多く「実際の」経験談を読みたい、と思っていた、過去の私に向けて、この記事を書くことにしました。
息子がどのようにして今に至ったのか、ひとつの経験談として、今、子供の言葉の発達が気にかかっている方に読んでいただけるとうれしいです。
言葉を話し始めるのが遅かった息子、1歳6ヶ月健診にて言葉の遅れを指摘される
息子が初めてしゃべった言葉は「がぉ(ライオン)」でした。
多分ライオンが出てくる絵本で、ライオンが「がおー!」って言っていたからだと思います。
1歳6ヶ月健診までの間に、他にもこんな感じの言葉を4つぐらい話していました。
ところが、1歳6ヶ月健診で引っかかりました。
理由は、「言葉の発達が遅い」から。
「がぉ(ライオン)」は、私が住んでいたところの保健所では、言葉じゃないらしいです。
「わんわん(犬)」は、言葉だそうです。
「まんま(ごはん)」も、言葉だそうです。
その後、指さし(ほぼ知らないキャラクター)で、
ドラえもんを見たことがない息子には、当然答えられるわけもなく。
というわけで、「あんまんまん(アンパンマン)」のみ、話している言葉だと認定され、他の言葉は「言葉」と認定されませんでした。
大人が話している言葉の理解度合いもイマイチということになり、経過観察になりました。
言葉が遅かったうちの子の言葉の発達経過
1.一文字主義時代
その後、2歳ぐらいまでに10~20ぐらいの言葉を話すようになったんですが、一度言えた言葉も、だんだん略されるようになってきました。
- あんまんまん(アンパンマン)→あー
- きーん(キリン)→きー
こんな感じで、すべて最初の一文字に略されました。
この頃家庭訪問があったんですが、また経過観察ということになりました。
と保健師さんに言われましたが、30語ぐらい一文字単語を話すようになっても、一文字主義は変わらず、二語文らしきものも話しませんでした。
2.一文字主義でも二語文?を話す
そんなある日。2歳4ヶ月頃だったと思いますが。
「○○あった」
(○○の中身は忘れてしまったんですが、何かの一文字単語でした)
一応二語文とおぼしきものを話しましたが、これもほとんどなく、相変わらず一文字単語がどんどん増えていきました。
3.一文字主義でも三語文?を話す
そして2歳6~8ヶ月頃だったと思いますが、三語文ならぬ三字文?を話します。
「もー、くー、うー」
何か分かりますか?
「もう、くるま、うってない」
「○○(スーパーの名前の略)、ない」「もー、くー、うー」と毎日何度も言ってました。
4.滑舌の練習?謎の宇宙語
2歳9ヶ月。
3歳が近づいてきて、
でも、2歳6ヶ月のときにかかってきた電話で、二語文らしきものは話している話をしたら、
という話だったので、3歳児健診までとりあえず様子を見れば良いのか?と思っていた、ある日。
突然、息子が謎の言葉を話し始めました。
「めぬめぬめぬめぬめぬ」
一日中ずっと繰り返してるんですよ。
次の日、
「○×○×・・・」(忘れたけど、とても言いにくそうな二文字の繰り返し)
また次の日、
「△■△■△■・・・」
5.ある日突然、普通の文章を話し始める
また次の日。
いきなり普通の文章を話し始めました。
散歩に連れて行って公園の横を通ったら、
「たんぽぽ、いっぱーい、さいてる」
言葉を話していなくても、去年見たときの話をちゃんと理解して覚えていたんだなぁとびっくりしました。
その後、べらべらとしゃべりまくり、歌いまくり、言葉が遅いと思っていたあの悩みはどこへ?という感じになりました。
3歳になる頃には、三語文どころではない長文を話していたため、3歳児健診も問題なしで終了。
という悩みは吹っ飛んでいきました。
4歳になったときには、得意なことや苦手なことはもちろんありますが、幼稚園で他の子たちと元気に遊んでいました。
さらに成長して6歳になった今、「周りをとてもよく見て自分で判断でき、男女クラス問わず誰とでもすぐに仲良くなれる子」と幼稚園の先生に言われるような子になっています。
言葉が出ない時に実際にやったこと
2歳6ヶ月を過ぎた頃には、
と焦っていたため、いろいろやりました。
- とにかく単語を復唱させる
- こどもちゃれんじを受講してみる
- 毎週図書館に通う
- 歌を歌いまくる
1.とにかく単語を復唱させる
「いー(いす)」「いー(いし)」「いー(いちご)」など、全部同じ表現になるものなどが多かったため、一緒にいるとき以外に「いー」と言われても何のことか分かりません。
なので、いすを「いー」と言ったら、
みたいなやりとりを、一時期よくやってました。
ただ、後から思えばこれは良くなかったかなーと思います。
私にいろいろ言われることが、息子も嫌になっていたし、息子自身は意味が分かっていて使っている単語なわけだし、こんなにスパルタした意味はあまり感じられませんでした。
2.こどもちゃれんじを受講してみる
すがる思いで【こどもちゃれんじ】
▼こどもちゃれんじは、かの有名なトラ、しまじろうが出てくる幼児教育教材です。
すると、もうびっくりするほど、息子はしまじろうの熱狂的なファンになってしまいました。
たまたまだと思いますが、受講し始めて3週間ほどでしゃべりはじめました。
「話したい!」という意欲は育ったのかもしれません。
それから一年半ほど、【こどもちゃれんじ】
▼こちらのページで、こどもちゃれんじを受講して届いた中で、一番良かったおもちゃを紹介しています。
3.毎週図書館に通う
いろんな言葉に触れさせようと思い、週一で図書館に通い始めました。
相当な量の絵本を読んだと思います。
息子は元々絵本が好きだったため、借りて帰ると、毎日何度も、読んで欲しい、と絵本を持ってきました。
図書館に通い出したのも、こどもちゃれんじを受講し始めたのと同じ頃です。
中でも、ハマっていたのは工藤ノリコさんの絵本。
▼こちらのページにオススメの絵本をまとめています。
4.(大人が)歌を歌いまくる
おかあさんといっしょの歌を、私がとにかく歌いまくりました。
おかあさんといっしょの雑誌があるんですが、それに掲載されている歌をとにかく歌ってましたね。
子供も自分で歌う気はないみたいでしたが、歌って欲しい歌が載っているページを開いて、
とよく言ってました。
話し始めてから、この頃歌っていた歌を、息子が完璧に歌ってました。
男の子の方が言葉が遅い説は本当か?
息子があまり話さなかった頃、私がいろいろ調べている中で、よく見た話が、
「男の子の方が言葉が遅い傾向にある」
ということ。
傾向としては男の子の方が言葉が遅い傾向にあるのかもしれませんが、うちは娘も遅かったです。
息子よりはまだ早くて、2歳過ぎてからガンガンしゃべり始めましたが、何故か片言の外国人風?のしゃべり方でした。
息子よりは、徐々に言葉(発音?)がうまくなっていってる感じ。
息子の時は突然普通の会話だったので、娘のつたない言葉は新鮮な感じです。
ちなみに、娘も一文字主義者でした。
以前は言えていた言葉でもどんどん略され、最終的に一文字に。
娘の場合は、その後、1つの単語ごとに毎日徐々に一文字じゃなくなっていった印象です。
- 一日目「かー」→「おかーしゃ(おかあさん)」
- 二日目「ばー」→「ばーちゃ(おばあちゃん)」
- 三日目・・・四日目・・・
といった感じですかね。
「男の子は言葉の発達が遅い傾向にある」のかもしれませんが「もちろん女の子でも遅めの子はいる」と思います。
まとめ:3歳前まで言葉が出なくても、ある日突然話し始める子もいる
全然話さない子でも、ある日突然話し始める子は実在します。
ただ、話し始めないことに何か原因が隠れている子も、もちろんいると思います。
様子を見ていて、あまりにも気になるようだったら、誰かに相談してみると、何か解決の糸口が見つかるかもしれないので、一人で抱え込まずに楽しく毎日過ごしましょう!