近年、保育園に入園するための活動、「保活」がメディアを騒がせています。
でも実は、幼稚園に入園するのだって、結構大変なのを知っていますか?
ということで今回は、幼稚園入園のための活動、「幼活」についてまとめました!
- 「幼活」とは何か
- 幼稚園は何歳から入れるのか
- プレ保育とは何か
- 希望する幼稚園に入れないことがあるのは何故か
- 幼稚園の情報収集はいつからすればいいのか
入園を希望している幼稚園が、実はもう受付を締め切っていた、早くから入った方が入れる確率が高かったなど、あとで後悔のないようにしましょう!
そもそも「幼活」とは
「幼活」とは、幼稚園へ入園する年齢になる子の親が、子供の幼稚園入園のためにする活動のことです。
簡単に言うと、「保活」は保育園ですが、その幼稚園バージョンですね。
結構ギリギリで決まる保育園とは違い、幼稚園は半年前にはほぼ確定します。
9月に願書配布、10月に願書提出・面接などを経て、翌年4月から通う幼稚園が決定します。
なのでその前に、幼稚園の情報収集や見学などの幼活を行います。
幼稚園は何歳から入れる?
ここで気になるのが、そもそも幼稚園は何歳から入るのか、ということです。
私が幼稚園に通っていた20数年前は、年中(5歳になる年)から入園する人が大半を占めていました。
しかし、今現在は年少(4歳になる年)からの3年保育が当たり前になっています。
年中から入れないこともないですが、年中から入園するパターンは非常に少ないです。
年少の間に親や子供のコミュニティができてしまっているところに年中から入っていくのは、親も子供も不安に感じますよね。
状況によりますが、入れるのであれば年少から入園した方が良いと言えそうです。
プレ保育は年少より前に入る幼稚園
少子化が進んだため、幼稚園も事前に人数を確保することに必死です。
そのため、多くの幼稚園で「プレ保育(またはプレ幼稚園)」が行われています。
プレ保育(プレ幼稚園)は、年少のひとつ下(3歳になる年)の時に、親子、または子供一人で月に数回、幼稚園に通って幼稚園生活を体験できるものです。
早い幼稚園では2歳代から始まるところもあります。
プレ保育の希望者が多い園では、プレに入るのに抽選があります。
都市部で人気の幼稚園はプレ保育優先や抽選も
プレ保育に多くの希望者が集まるのは、入園するとき、プレ保育に来ていた人が優先されるというのが理由のひとつです。
プレ保育利用者優先制度をとっている幼稚園の場合、年少から入園できる枠はものすごく少ないことがあります。
そしてその年少から入園できる枠は、抽選だったりします。
入園したいと思っている園に、年少からでは入園できないかもしれないので、絶対にプレ保育に行きたい!と思うのが親心ですよね。
また、プレ保育がない、もしくはプレ保育利用者を優先しない幼稚園でも、子育てに人気の地域の幼稚園は激戦です。
特に預かり保育が充実している園は、親に人気の傾向が。
入園パターンとしては「先着順」と「抽選」の二通りあります。
人気の先着順の幼稚園は、夜中から並んだりしなければならないところもあります。
抽選の幼稚園は、抽選に落ちた場合にどこの幼稚園なら入れるのか、事前にリサーチが必要です。
と思っていても、そこが人気園で抽選に落ちたりしたの場合、バスに乗って遠くの幼稚園まで通っていかなければいけない可能性もあるんです!
ちなみにうちの近所の幼稚園は、プレ保育はなかったんですが、在園児、卒園児に知り合いがいれば、入園が優遇される制度がありました。
数年前までは、この制度と兄弟優先枠でほとんど埋まってしまっていたため、新しくやってきて近所に知り合いがいない人は、ほぼ入れなかったそうです。
そんなことをしていたからなのか、今ではめちゃくちゃ定員割れしているんですが、そんな入園案内には書いていない制度がある幼稚園もあるので、事前にいくつかの幼稚園の情報収集はしておいた方が良いと思います。
幼稚園の情報収集「幼活」はいつからすればいい?
子供が生まれたら、どこの幼稚園に入ろうかリサーチを始めておいて早くはないと思います。
入園を希望する幼稚園のプレ保育の有無、優先制度などの有無、抽選か先着順かなどを整理して、入れない可能性がある場合は他の幼稚園も検討する必要があります。
プレ保育利用者が優先される場合は、年少で入園するよりも何年も前に手続きしなければならないことがあります。
年少から入る場合でも、保育園に比べて幼稚園は入園決定時期が早くて、10月~11月には決まってしまいます。
入園するためには面接もあるので、事前に服や靴も準備しましょう。
まとめ:「幼活」の実態を知って、入園に向けてしっかり情報収集をしよう
子供が生まれたら「幼活」をして、希望する幼稚園にどうやったら入れるか、しっかり情報収集をすることが大切です。
というのであれば、のんびり構えることができます。
逆に、
というのであれば、他の幼稚園もリサーチする必要があります。
幼稚園の定員割れ率は国公立で94.2%、私立は79.4%だというデータもあり、幼稚園に入園することすらできないということは考えにくいですが、人気の地域に住んでいる場合、希望の幼稚園に入れない可能性は大いにあります。
後で後悔しないように、子供が生まれたら「幼活」をしっかりしておきましょう!