緊急事態宣言が解除され、どうしても外出しなければいけない機会が増えてきましたね。
しかし外出にはマスクが必要!
使い捨てマスクの値段も下がってきたとはいえ、まだまだマスク生活が続きそうな現状、ずっと使い捨てを使い続けるとお金がものすごくかかってしまう…。
そんな状況を打破するために、「布マスク」を手作りしてみませんか?
布マスクなら、何度でも洗って使えてお財布に優しい!
型紙はネット上にたくさん転がっているし、基本を押さえて作れば、縮みや型崩れは防止できるので、初心者でも大丈夫!
というわけで、実際にネットの型紙を利用して、布マスクを手作りしてみました!
今回は、子供服&小物の独学ハンドメイド歴6年の私、シロヤギが、「手作りマスクを作る時のポイント」と、「実際に使ってみたマスクの使用感」についてお伝えします!
どうしても使い捨てマスクが必要な職業でなければ、「布マスク」を手作りして、マスク購入の戦いにオサラバしましょう!
布マスク作りに必要なもの
布マスク作りに必要なステップは、次の5段階です。
- 型紙を用意する
- 材料(布・ゴム・針・糸)を用意する
- 布を水通ししてから裁断する
- 縫う
- ゴムを通す
それではレッツトライ!
布マスクの作り方
1.型紙を用意する
まず、型紙を用意します。
- 立体マスクにするかプリーツマスクにするか決める
- 誰用のマスクか?サイズを確認
立体マスクというのは、布が真ん中で接ぎ合わされているもの。
▼見た目はこんな感じのもの。
プリーツマスクというのは、一枚の布でヒダ(プリーツ)になっているものですね。
▼見た目はこういう感じのやつです。
立体マスク、プリーツマスクそれぞれの型紙を配布しているサイトを一覧にまとめたので、あなたが好きな形のものを選びましょう。
プリーツマスクは、形が異なるものを集めてみました。
「ニット生地の通販SMILE」や、「Mahoe Anela」はサイズ展開が豊富で、キッズ・ジュニア・レディーズ・メンズサイズから選べるので、家族全員に作る場合は利用しやすいですよ〜。
「ユザワヤ」は、マスクの型紙の種類が多く(縫わないマスクの型紙も有り)、YouTubeで作り方も公開されているので、動画を見ながら作りたい方にはオススメです。
ちなみに私は、「無料型紙工房ことろ」の立体マスクの型紙を使用しました。
好きな型紙を用意したら、次に進みましょう!
2.材料(布・ゴム・針・糸)を用意する
次に、マスクの材料を用意します。
必要なものは、布・ゴム・針・糸!
それぞれ選び方のポイントをチェックしましょう!
- 肌触りはいいか
- 綿100%がオススメ
生地選びは、基本は肌触り重視で選ぶのがいいと思います。
マスクはずーっと肌に密着させて使うものですから。
化学繊維が入っていると肌の弱い人だとかぶれる恐れもあるので、綿100%が誰にでもオススメです。
リネンは天然素材で通気性にも優れていますが、チクチクしやすいのでマスクとしては避けた方が良いと思います。
いい生地が見つからないわーという場合は、お手元のアベノマスクを解体して使うこともできますよ!
- 耳にかけて痛くないか
- 太すぎないか
ゴムが太すぎると耳にかかりにくくなります。
マスクゴム以外のゴムを使う時は、できるだけ細めのものを選びましょう!
針と糸で手縫いもできますが、ミシンを使った方が早くてキレイに仕上がります。
- 直線縫いができるか
マスクは縫い代が全て隠れるため、直線縫いさえできればオッケーです。
▼私が持っているミシンの新しいバージョン。
ミシンを買うのは気が引けるなら、小学生の家庭科で使う裁縫セットに入っていた針と糸で十分です。
そんなもんもう持ってないわ!って方は、100均でも針と糸が売られていますよ~。
糸は好きな色の糸を選びましょう!
生地にあった糸が欲しいなら、生地の切れ端を持って手芸店で糸と合わせてみてから買うと間違いがないです!
3.布を水通ししてから裁断する
さて、材料をゲットしたら、布を裁断したくなりますが、ちょっと待ってください。
まずは布を水通ししましょう。
特にWガーゼはよく縮みます。布の目が粗い物ほど縮みやすいです。
何も難しいことはないので、さくっと水通ししてから布を裁断しましょう!
- 洗面器やお風呂に水を張る(布が全部浸かるぐらいの量でOK)
- 布を水につける
- 1時間ぐらい放っておく
- 洗濯機で脱水
使う布によって水が染み込みやすかったり、水を弾きやすかったりするので水通しの時間は絶対これ!というのはないんですが、布が全部ビタビタに水を含んでいれば大丈夫です。
ビタビタになっていないなら、もう少し水につけておきましょう。
その後、洗濯機で脱水して、干します。
洗濯バサミで挟むと、挟んだ部分だけ布が伸びてしまうので、洗濯バサミを使わずに部屋干しできるのがベストなのですが…
なかなか難しいと思うので、ハンガーを2つ使って布がコの字型になるようにかけるか、物干し竿にかけて洗濯バサミで端の方を掴んで干すと、布が変なところだけ伸びたり、風で飛んで行ったりしにくくなります。
水通しが終わったら、裁断します。
水通し後の布はアイロンがけしてもいいですし、面倒だったらそのままでもOK。
洗濯バサミで挟んで布が伸びている部分は避けて、好きな型紙で裁断しましょう!
4.縫う
布が裁断できたら、いよいよ縫います!
型紙を配布しているサイトで一緒に配布してくれている仕様書(作り方が書かれたページ)を見ながら縫えば大丈夫です。
ミシンで縫う時のコツとしては、とにかく針から目を離さないこと!
ちょっとでも目を離すとゆがみます!
あとは、心を落ち着けて、ゆっくりと縫うことです。
スピードが早すぎると、一定の縫い代を保ったまま縫えません。
プロにならなくていいので、ときにはミシンを止めながらでも、丁寧にゆっくり縫った方がキレイに仕上がります。
5.ゴムを通す
最後に、マスクのゴムを通します。
小学校で使う裁縫箱にゴム通しはついていると思いますが、持っていなければ100均でも手に入ります。
顔の大きさに合わせてゴムを結べば完成です!
私は使い捨てマスクのゴムを洗濯して利用しています。
使い捨てマスクのゴムは短いので、下の画像のように、ゴムの入口で縫い止めて使いましょう。
手作り布マスクの使用感
出来上がったマスクがこちら。
表面は綿×ポリエステルのダンガリー、裏面はダブルガーゼを使用しています。
ゴムは使い捨てマスクを洗濯してから切り取ったものです。
ダブルガーゼだと、洗濯した後シワがつきやすいんですが、綿ポリのダンガリーだと洗濯した後もピシッとしています。
綿100%のダンガリーでも作って洗濯してみましたが、ダブルガーゼよりはシワになりにくく、アイロンをかけなくても特に問題はないです。
立体タイプの型紙で作れば、鼻のところにワイヤーがなくても口周りの空間が確保できます。
一つ注意すべき点は、上下がわかりにくいことですかね。
暑さ対策をしたいなら、接触冷感素材を使うのがオススメです。
マスクが必須の世の中になってきていますが、熱中症にならないように十分注意してマスク生活を送りましょう!
まとめ:マスクは自分で作ってマスク代を節約!マスク不足で悩む必要もなし!
マスク不足が解消してきているとはいえ、まだまだ生活にマスクが手放せない状況が続いています。
使い捨てマスクを大量に買っているとお金もかかりますし、またいつマスク不足に陥るかわからない不安をずっと抱えなければならなくなります。
この機会に自分だけのお気に入りマスク作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。